素直に折れる心、コレが一番

円満な夫婦とは、はたしてどのような物でしょうか?お互いがぶつからず、いつまでも仲が良く、チャーミーグリーンな老後を目指す関係、恐らくは、そうした物を円満な夫婦と呼んでいるハズです。

しかし、我が身を省みれば、円満とは程遠いご夫婦も多くおられる事でしょう。私が思うに、そうしたご夫婦に足りない物は、素直に折れる心だと思っています。これは単に、相手のわがままを聞くという事ではなく、相手にも事情や理由があるのだから、その意見は尊重するべきである、という心がけを意味しています。

例えば、夫である私が夕方に帰宅したとします。妻は夕飯の準備中でしたが、流し台には洗い物が溜まっています。そこで妻からの「洗ってよ」の言葉に、「疲れて帰って来たのに皿洗いか」などと文句を言ってはいけません。疲れているのは事実ですが、それは妻も同じ事。今まさに料理の最中で、洗い物に手が回らないのであれば、手すきの夫にできる事は、その洗い物を片付ける事です。

しかし、「洗ってあげたのに」などと思っていては、円満な夫婦には近づいて行きません。妻は夫の為に毎日家事をこなし、こうして今日も夕飯を作ってくれているのです。自分のできない事をしている相手だからこそ、労いと感謝の気持ちをもって、その要望に応えるべきだと私は思います。

また、共通の趣味を持つと同時に、自分だけの趣味に対しては、ある程度抑制をする事も大切です。

例えば、一緒に映画を観に行ったり、DVDを借りて観る時などは、相手の観たい物を聞いた上で、自分もそれが観たければ賛成し、そうでもない場合は、「次は、こっちを観よう」と、今回は素直に折れておきます。遊びに行きたい場所、食べたい物など、必ずしも夫婦で一致しない事もありますが、今回だけは素直に折れておきましょう。またこの次もある訳ですし、これから楽しもうという時に、わざわざ衝突する事も無いでしょう。

それから、もう一つ重要な心がけとしては、見返りを求めても、それを強要しない事です。自分から折れるという事は、相手にひとつ譲るという事です。つまり、貸しを作っている訳ですが、それを返せ返せとせっついてはいけません。いつも素直に折れているだけでなく、そこに相手を想う気持ちがあれば、やがてそれは伝わります。そして、気持が充分に伝われば、相手からも感謝と労いの気持ちが返ってくるのです。そんなお互いに相手を思いやれる関係こそが、円満な夫婦であり、それにはまず、素直に折れる心が必要不可欠なのだと、私は思います。

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